運動負荷心電図

Masterによる判定基準(1944,1961年)

a.Single Tow-Step Test

 (1) ST0.5mm以下の降下。

 (2) 上向性T波の等電位化(isoelectric)。

   または逆転。ただし,第Ⅲ誘導のみの変化を除く。

 (3) 平坦または陰性T波の陽性化(第Ⅲ誘導を除外)。

 (4) 期外収縮またはかなり著しい不整脈,QRS幅の増大,心室内伝導障害ないし

   脚ブロック,深いQ,PQ延長,房室ブロック。

b.Double Two-Step Test

 (1) STのIschemic depression 0.5mm以上。

 (2) STのJunctional depressionでQX/QT≧50%,QTratio≧1.07。

 (3) ST降下の型に関係なく2mm以上のST降下。

 (4) ST上昇,一過性のQ波出現,一過性左脚ブロック,U波逆転,重い不整脈

   (一過性の心室頻拍,完全および不完全房室ブロック,心房性頻拍,心房細動,

   多源性または3~4個の連続性心室性期外収縮などの出現)。

 (5) T波逆転

   少なくとも1.5の陽性T波が同じ1.5mm以上の陰性T波になるか,陰性T波が少

   なくとも1.5mm以上の陽性T波になる時。

    ST上昇,一過性のQ波出現,一過性左脚ブロック,U波逆転,重い不整脈

   (一過性の心室頻拍,完全および不完全房室ブロック,心房性頻拍,心房細動,

   多源性または3~4個の連続性心室性期外収縮などの出現)。

Lepeschkinによる判定基準(1958,1960年)

 Double Two-Step Test

   (1) ST下降が0.75mm以上。

   (2) STの0.5mm以上の降下が2分以上持続し,かつQX/QTが50%以上。

Gazesによる判定基準(1964年)

 Double Two-Step Test

   (1) ST Ischemic depression 0.5mm以上。

   (2) ST上昇。

   (3) 一過性左脚ブロック。

   (4) 陰性T波の陽性化。

   (5) T波増高,ことにV4のTが5mmあるいは300%以上増高。

   (6) 逆転U波。

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