小児特発性血小板減少性紫斑病の診断基準

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A.スクリーニング条件

 1.皮膚粘膜に出血症状ことに点状出血や紫斑その他の出血症状を認める。

 2.血小板数: 8 万/cmm 以下

 3.赤 血 球:失血による貧血を除き通常貧血を認めない。

 4.白 血 球:正常ないし軽度の白血球減少

 5.脾腫または存在しないか,少し触れることがある。

B.確診または他疾患除外のための条件

 6.骨髄所見

  (1) 低形成を示さない。

  (2) 巨核球数:正常ないし増加。

  (3) 巨核球像では,血小板非生成型が主で,血小板生成型が少ない。

 7.血小板寿命短縮

 8.血小板抗体陽性(ことに輸血歴のない場合)

 9.血小板減少に関係する凝血異常

  (1) 出血時間延長

  (2) 毛細血管脆弱

  (3) 血餅退縮不良 など

 10.血小板減少を来す原疾患の存在を認めない。

 11.先天性血小板減少症を除外する。

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注1)通常1〜6および10,11の項目で診断する。7,8,9があればより確実である。

注2)血小板数は,小児の急性型においては,発現数日後には 8 万/cmm をこえるこ

  とがある。

注3)小児期では,ウイルス感染症やウイルス生ワクチン接種後に発病することが多い

  ので,かかる既往に注意する。

(厚生省特定疾患研究班)

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