洞機能不全症候群

洞機能不全症候群とは、心臓のリズムを作るペースメーカー細胞が正常に働かない状態を指します。
人間の心臓は正常では1分間に50回から100回まで正確に規則正しく電気を発し、脈をうっていますが、この機能が衰えると遅くなったり、脈が不正確に、時によってはめまいや失神発作を起こすことがあります。


Sick sinus syndrome(洞機能不全症候群)の診断基準と分類

Ferrerによる診断基準(1974年)


a. 持続性で原因の明らかでない高度の徐脈:不適切に遅い洞調律あるいは比較的緩徐な洞調律を含む。
b. 洞停止
    (1) 短い持続のもの−補充調律を伴わない。
    (2) 長い持続のもの−心房性あるいは接合部性補充調律を伴う。
    (3) 長い洞停止で補充調律が出現せず,心停止およびしばしば心室性不整脈を呈する。
c. 薬物治療と関係のない洞房ブロック
d. 洞調律の停止により出現した慢性心房細動,ジギタリス剤が投与されないのにしばしば緩徐な心拍数を伴う(房室結節障害の合併による)。
e. 電気的除細動後も洞調律に戻らないもの。

(Ferrer MI:JAMA,'68 改変)

 

 

Rubenstein分類


1. 原因不明かつ持続性の洞性徐脈(50拍/分以下)
2. 動揺の洞停止または洞房ブロック
3. 1,2,の徐拍性不整脈に発作性上室性頻拍症,心房細動,心房粗動のいずれかまたは2種類の頻脈発作を合併するもの(徐脈頻脈症侯群)

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