リウマチ熱の診断基準 (厚生省研究班)

Ⅰ.主要症状

  a.心炎

  b.多関節炎

  c.舞踏病

  d.輪郭状紅斑

  e.皮下結節

Ⅱ.副症状

  1.臨床症状

   a.リウマチ熱またはリウマチ性心疾患の既往

   b.関節痛

   c.発熱

  2.検査所見

   a.急性期反応,血沈促進,CRP陽性,白血球増加

   b.心電図上PR間隔延長

Ⅲ.溶連菌感染の証明

  ASOまたは他の抗溶連菌抗体の増加,あるいはA群溶連菌の咽頭培養陽性また

 は最近の猩紅熱の罹患

<診断の基準>

    1.診断確実な場合

     a.Ⅲ項目がある場合はⅠ項目(主要症状)が2つ以上またはⅠ項目が1

     つとⅡ項目(副症状)が2つ以上ある場合.

     b.Ⅲ項目がない場合は,Ⅰ項目が舞踏病または徐々に発症した心炎であ

     り,かつほかにⅠ項目を1つ以上あるいはⅡ項目を2つ以上伴う場合.

    2.疑い例

     a.Ⅰ項目が2つ以上,あるいはⅠ項目が1つとⅡ項目が2つ以上あり,

     Ⅲ項目を欠き,かつ上記のa.~b.に該当しない場合.

     b.Ⅰ項目が1つとⅡ項目が1つあり,かつⅢ項目がある場合.

<除外するべき疾患>

 若年性関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,大動脈炎症侯群,化膿性関節炎,

敗血症,細菌性心内膜炎

<参考>

    1.Ⅱ項目が多数あり,かつⅢ項目がある例でも,Ⅰ項目を欠くかぎり,リ

     ウマチ熱であるとはいえない.

    2.副症状のうち,Ⅱ-1,-b.関節痛はⅠ-b.があるときは症状数の

     1つと数えない.

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