エイズ予防法(平成1年2月施行)と医師の義務

■ エイズ予防法では,臨床的AIDS,AIDS関連症候群(ARS),無症候性キャリアのすべ

  てをHIV感染者と定義し,その報告を求めています。

1.HIV感染者と診断したとき

 1) 新たに感染者を診断したとき

  (1) 感染者に対し,伝染防止上必要な指示を行う

  (2) 定められた様式に必要事項を記入し,感染者が居住する都道府県の知事に提出

    する

    [対 策] HIV感染者(ただし,血液凝固因子製剤による感染者については

         その必要はない)

    [内 容] ・感染者の年齢,性別,国籍,感染者と患者の別,診断年月日,診

          断方法,感染原因,感染地域

         ・感染者の氏名,住所は報告しない

         ・一部不明の事項があれば不明としてよい

    [方 法] 郵送,持参のいずれでもよい(口頭,電話は不可)

    [期 限] 診断してから7日以内

 2) 感染者が発病または死亡したとき

   1) に準ずる

   ただし,期限については「病状の変化があった場合速やかに」

2.多数の者に感染させるおそれのあるといった特別の場合

 1) 診断した感染者が医師の指示に従わずに,かつ,多数の者に感染させるおそれが

    あると認めるときは,都道府県知事に定められた書類を親展で提出する

   [対 象] 医師の指示に従わない感染者であって

        ・多数の者を相手に感染防止の方法を講じないで性交渉を常習的に行

         っており,さらに行うおそれがある者

        ・注射針,注射筒を共用した静脈注射による薬物の乱用を常習的に行

         っており,さらに行うおそれのある者

   [内 容] 感染者の氏名,居住地,年齢,性別,国籍,感染者と患者の別,診断

        年月日,感染原因,指示に従わずかつ多数の者に感染させるおそれが

        あると認めた理由

   [期 限] 速やかに

 2) 診断した感染者の感染原とみられる者がさらに多数の者に感染させるおそれがあ

   ると認めるときも上記 1) に準ずる

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